一匹狼。
大友 真人
(オオトモ マサト)
彼はいわゆる
不良少年だ。
愛情、友情…
感じることなく
覚えることなく
孤独に生きてきた。
そんな彼も
ある一人の人物との
出会いをきっかけに
人を思う気持ち。
そんな思いに
触れることになる。
彼の中に
初めて心情という
種が植えられ
それが芽生え
やかで蕾になり
開花していく。
その不思議な感覚に
戸惑いながらも
時間が裁つにつれ
喜びに変わっていく。
孤独という
暗い入り口から
明るみの方向へ
徐々に歩いていく。
そして
彼の辿り着いた
暗い出口の向こう…
そこで彼は
どんな景色を
どんな思いを
見るのであろうか。