-朔-

あの日見た、あの少女がどうしても

忘れられなかった…。


―――…闇に佇む赤い絨毯に乗った…

……天使を…―――

少女は純白に見えて漆黒だった。

いや、紅だったのかもしれない。

俺はあの日漆黒の天使に一目惚れした。



-白愛-

空を飛べるとおもった。


闇から救ってくれたのはアナタだから

もう一度、人を信じてみたくなったんだ



私はあの日、紅く染まった私を

紅い髪に金色メッシュの男が見ていたんだ

――それが全ての始まりだった…―