青い風と銀の夜

作者peko

ユメの絵を描いてあげる。


僕の右手と絵の具で


きみは隣で座ってて


ふたりで一緒に絵を描こう。




もうすっかり夏の夜。


僕の街じゃ夏の二時限目に暗闇祭が開かれる。


恋人を探す祭り。


ほんのちっぽけな街の話。


ちっぽけな街でも僕にとっては全てだった。