疑惑の市長選

作者剣豪中野

神戸市では四年に一回の市長選が始まろうとしていた。この市は過去約六十年もの間官僚出の者が市長に就任して、市民を無視した市政が行われてきた。そのために、約二兆三千億円もの負債を抱え、官僚的な考えの市長は全く責任を取らなかった。すべてのつけは市民の負担になっていた。市民の心ある人々が官僚出の市長に対しNOを突きつけるが、現市長らが反対派に対して色々画策することで、殺人事件が勃発する。兵庫県警の観音寺警部の活躍が楽しみな作品である。