Verite de liberte

作者遊鈴

  







僕は弱虫。







勇気が無かった。

・・・・一歩の勇気が。










どうしても、大きな空が見たいから。

弱虫な僕は、



















それは、いままで僕がいたところ。





なんの不自由もない、快適なところ。

なんの自由もない、悲しいところ。





逃げたい。・・・・なにもかもから。



なくなっちゃえばいい。

いなくなっちゃえばいい。









―――――僕なんて。













「――――それは、レンの望みじゃない。」



「―――-期限は、一年だ。」



「自由がほしいと、言ったんだ。」