とりあえず第1話デス。読んでみてね♪♪



ある日ー。


学校帰りの結杏(ゆあん)のもとに一通の手紙が届いていた。


「なんだろぅ・・・。誰から??」


手紙をひっくりかえすと "父より" と書かれていた。


「父様から・・・か。」


結杏は門を閉めた。庭を駆け抜け玄関まで走る。


途中、草の世話をしている土馬(とま)じいに 「お帰りなさい」 と声をかけられたが結杏は突っ走った。


土馬じいはこの家の執事。


門から玄関までは100mぐらいあるだろうか。


玄関に着くころにはかなり息が上がっていた。


両手にたくさんの荷物を持ちながらも腕を上げ、親指を玄関に固定されている機械に押しつけた。


「・・・くっっ、荷物が・・・、重たいぃ・・・。」


結杏は激しくベシベシと親指を押しつけた。


「ん~、もぅ開け、開いてったら!!!」


ガチャッ。


内側から鍵があき、ドアも開いた。