さとみなおき

家族っていいね
超然としていてどんな状況でも前向きな玄太くんの魅力で、最後まで引っ張っていってもらいました。

花村うる子さんの小説の登場人物には実在感があります。
誰をとってみても、どこかにいそうな人ばかり。

個人的には、すべて丸投げ、ほったらかしのように見えて、結局しっかり面倒見てしまうお母さんの対応がすごくリアルで、ツボでした。

家族をあらためて愛おしく思える、ほのぼのした短編です。