Place and Plesure

作者Kay

生まれたときから家族はいた。


時は2122年。

文明の発達は遅れていた。

未だに空飛ぶ車やタイムマシンなどは開発されておらず、宇宙に移住する人間もいなかった。


世界ではまだ戦争が続いていた。



彼は12月25日のクリスマスに生まれた。


祝ってくれる人たち・・・。


知らないけどそれが家族だと教えられた。


気づかぬまに、教えられていたということも忘れてしまった。


16歳の少年。


彼は「和真」だと教えられた。


以来彼は、和真だった。


そして「和真」の忘れられた過去が今、明かされていく・・・。


同時に、試練が彼を待つこととなる。



気づけば和真は銃を片手に一人の女性を涙ながらににらみつけていた・・・・。