ホタルのなみだ

作者山咲マコト

忙しく動く世界。

摩天楼の中のひとりなんて、まるで儚く光るホタルのよう。

誰かの涙なんか、誰も気付かなくなっていた。


でも、あたしは、その涙、拭ってあげるから。

泣きたいときは、心から泣けばいい。


だから、教えて。

あなたのその涙の理由。