「松寿丸、天狗の拍子木の音……災いが起きる」「解っておる」 舞台は広島、厳島――


 

 

 

 守護神となり


 我はこの地を守り続けてきた


 命ある人々の暮らしが


 常に幸せであるようにと

 

 だが人は争うことを止めず


 ただ、血は流れる