坂田一郎はプロボクサー。全日本アマチュアチャンピオンを獲り、鳴り物入りでプロデビューした後も過激な言動と豪快なKO劇で、“シンデレラボーイ”の異名で人気を博していた。そんな一郎もデビュー10戦にして、世界タイトルマッチに挑戦するが、無惨にも敗れてしまう。その後も2度、世界タイトルマッチに挑戦するが、敗戦してしまう。度重なる怪我などにより、モチベーションの低下した一郎は、くすぶっていくのだった・・・。月日は経ち、33歳になる一郎に21歳の若きチャンピオンとの世界タイトルマッチの話が舞い込む。そのチャンピオン、畑野栄二は、過激なパフォーマンスと華麗なるボクシングで、“シンデレラボーイ”として低迷しているボクシング界の救世主となっていたのだった。