桜吹雪が舞う季節・・・私達の16回目の春がやってきた。

高校生になったら素敵な恋出来るかな~なんて思ってたけど、いい人なんて全く私の前に現れない。

  『あたしさ~前から思ってたんだけど、遥って好きな人とかいないの?』この人は、私の親友の末次早希。

『うん』

『え~つまんない~』

『てゆーか、好きな人とか、できないんだってば!!』


『そうっ』

っと言って早希は自分の席に着く。


チャイムと同時に男子生徒が入って来た・・・。