シャナと花の物語譚(ﾊﾞﾗｯﾄﾞ)【１】/完

作者藤和葵

ファンタジー

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「ちょっと、そこまで」…小さい頃から夢で見た少年に召喚され、異世界への扉を開いた雛菊。だけど…「君を喚んだのは間違いだ」…それでも私は居座るからね！…

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小さい時からずっと見ていた

同じ男の子の夢

彼は何かを願っているの

何を願っているの？

助けを求めているの

救いを求めているの

それなら待ってて

私が行くから

君の所に

走って行くから

飛んで行くから

だから私は迷わず飛び込むんだ

「ちょっと、そこまで」

って

ただ純粋に、夢で見る一人の少年に会いたくて旅立ちの日を待ち望んでいた雛菊は、ある朝、念願叶って異世界への扉を開く。

しかし呼ばれたと思っていたのに、やっと出会った少年シャナは雛菊を指し「召喚は失敗だ」と言った。

剣は持てない、魔法は使えない。やれる事だけは家事だけという平凡な女子高生の、いろは順のお題で進む異世界トリップラブファンタジー

07.1/14～09.6/14

２へと続きます。