寂しげな少年を救いたいと一途に思った少女が、異世界の扉を開いたトリップファンタジー

 



 戦えない


 魔法だって使えない


 そんな私が君の為になる事って、美味しいプリンを作るくらい


 だから、私に使命があるって知った日はちょっと嬉しかったの


 戸惑ったけど、私だってもっと力になれるんだって思って


 でも、その私の使命が君を傷付けた?


 私の存在は傷付けるだけ?

 君が拒むくらい



 それなら私の選択はもっと君を困らせるんだね


 ごめんね


 はじめに言っておくよ


 それでも私は飛んで行くから

ちょっと、シャナの所まで




09.6/21~13.10/10



※小説家になろうにて「シャナと花のバラッド」として改稿版を公開中。5章以下はなろうに統一となります。