まるで水を得た魚。【アンニュイワールド連載開始】

作者椎名



「337ビョーシ?」


「エールだよ、応援歌」


「応援歌ねぇ、ちゅーかお前に言われたくねぇな」


「この世界で頑張ってる、誰しもへ」


「先ずはお前が頑張れよ」


「エール、337ビョーシ」


「お前ホント人の話聞かねぇよな」



[極度の面倒くさがり主人公と、愉快な仲間の織り成すアンニュイワールド。

腕利きの情報屋は、掌で触れれば相手の心を覗く事が出来た。]


誰しも心に、触れられたくない傷を持つ。