ねぇ、直昭。
もう一度・・・あと一回だけでいい。
笑って。私のせいで泣かないで。
私は、
貴方の笑顔が好きなの!!
時は17年前・・・。
針竹詩織と、当時中学3年生だった舛田直昭は出会った。
―――あの瞬間、僕は目の前で君を失った。
*フィクションです。「カルマ」や「パパは人気者」のように笑いを入れないつもりなので、苦手な方はご遠慮ください。読む際は、先に「カルマ」を読んだ方が解りやすいと思います。*