金狼を見たら…

作者まぁたむ


夜の繁華街で

狼のように得物を狙う金色の髪の毛をした金狼-きんろう-

その男を見たら

目を合わせず、喧嘩を売ってはいけない

それがいつの間にかここの約束となっていた


「俺のそばにいてくれよ…」


でも、その男は狼ではなく、

寂しがり屋なただの人間の男の子だった