天使と猫

作者aka



「絢は悪くないよ。あたしは知ってるから・・・絢がすごく頑張ってたこと。絢は、何も悪いコトしてないもんね。」




その言葉だけで救われた。


誰になんて言っても信じてもらえなかった私のコトを、理解してくれた。


黙って、私の話を聞いてくれた。




天使の様な優しい目で私を見つめてくれた。最初はそれを、怖いと思った。


全てを見透かされそうで。直視するのが怖かった。




だけど、今はそれを望んでいる。心の底から。全てを知って欲しくて。理解して欲しくて。




歩き出した私を、追いかけてきてくれた。


道に迷った私を、連れ戻してくれた。




香世子___今までホントニありがとう。


あんたは、私にとって天使だった。


バイバイ、またいつか、会えたらいいね・・・