流星

海賊浪漫
まるで映画や漫画などヴィジュアル作品を見ているような臨場感・スピード感で、一気に読み終えてしまいました。

海賊ネタの作品は、日本でも数多く楽しむ事ができますが、ここまで史実に基づいて細部まで丁寧に描かれているものって、意外に少ないような気がします。

この時代(18世紀初頭)の歴史って、どうしてもヨーロッパの大陸情勢が主体となり、そちらからの目線で物事を判断しがちです。

「当時カリブ海などの植民地の海域では海賊が横行していた」と一言で片付けられてしまう傾向にありますが、そこで生きていた人々の日々に触れることができて、興味深いです。

これからまだまだスリルに富んだ展開が期待できそうで、楽しみにしています。

追記
マルティニーク島はナポレオンの妻・ジョゼフィーヌの出身地ですね。
物語の時代ではまだ彼女は生まれていないと思われますが・・・。