遥かな風

作者麻菜


好き


大好き


愛してるって…




ありきたりだけど…


簡単に口にしちゃイケないの―…。


――貴方の為の嘘は…



貴方を壊してしまう。









『そばにいたい』



言いたいのに…

言えないよ――…








ねぇ…だけど―






貴方のコト…

好きになれたよ。


無色透明の私だった私には

初めてがたくさんで

貴方のおかげで

貴方の色に染まれた。




信じてね―…?