初の短編小説。テーマは絆、家族。絵本のような物語。
大切な人。
家。
お金。
生き甲斐さえも
なにもかも失った僕の前に現れたのは君だった。
もう生きている意味なんてない。
そんな僕の前に
あの日。
君が現れたことによって
生きていたい。
僕はそう思えた。
ねえ。
僕は今もあの場所で君を待っているよ。
ほら。
確かに僕は
そこにいる━━━━。