佐久さくら

吹奏楽のススメ
ところどころに伏線があって読みごたえがあります。
第1章では主人公・赤実の人柄や虹色高校の様式などが細かく書かれている。
第2章では主人公とヒーローとヒールの出会いと、主人公が吹奏楽部に入るまでが小説ならではに突飛でコミカルに書かれている。
第3章では部員たちの登場。
各パートの雰囲気がよく分かり、キャラも個性的で覚えやすい。
【吹奏楽部】という題材を考えるとまだまだ序盤だし、作者は少し遅筆だが、小説としても漫画の原作としても楽しめる。
主人公や登場人物の心情が地の文で書かれているのも面白い。