Color ―― 白雪連珠 ――

作者累以

平安の世に生まれ、我欲に蝕まれた巫の邪計により、贄として山の神に捧げられた若き姫君。現代に生きる巫女の瑞希が、過去へと時間を遡り、姫君の末路を見届ける。


 


     (秋野みやさん作 浩太)





遠い昔、日照りの贄として、山の神に捧げられた我儘な姫君が、山姫という神になる。


それから長い年月が経ち、山姫を御神体とする神社に、自らを神の使いと称する得体の知れない男が現れた。


男は、神社の一人娘であり巫女でもある瑞希(みずき)に、「守り神に会わせてやる」と言って、社に祀られた石から一人の少女を呼び出した。


脈絡もなく現れた男と少女に疑念を抱き、瑞希は神の力を武器に戦いを挑む。




2006/8/28スタート



(物語は途中から平安時代へと移りますが、現代語を主体としております)