おもしろっ
巫女が神やら精霊やらとドタバタ魔物を退治するファンタジー作品。
ファンタジーは作者の創造力が問われる難しいジャンルですがすごく面白かったです。
使われる言葉、言い回し、読ませ方も洗練されていて綺麗です。
読み進めることにストレスを感じません。
アイディアもよく練りこまれ物語が強引になったり破錠することなく進みます。

そこかしこに登場人物らのコメディタッチな「かけあい」が描かれてあり、それだけで自然と登場人物のキャラクターが理解できます。

また過剰な描写説明文がない分、シーンごとの情景が説明されるよりかえってイメージしやすく頭に浮かび上がります。

一点だけ言えば作品の特徴でもある「かけあい」がもっとも重要なシーンでもお構い無しに全開なので、手に汗握るシーンがシラけてしまったのが残念なところ。

すごく面白いです。
おすすめ。