夏が巡る度に私は思う。風はたまにあの人の匂いを運んで来る。短篇第5弾。
今 思えば 何で
あんな何でもない
日常を
なぜ 幾重も思い出は
重なり
あの日の 出来事に
色をつけていくのだろうあれが 私の
日常だった
きっと
そうだった