佐幕。
倒幕。
幕末を生きた男たちは、何を思い、何を願ったか。
ある者は、己の信念を貫くがため。
そしてある者は、己の武士道を進むがため。
そしてまたある者は、己の守るべきものを守り通すため。
三百年近く続いた政権が傾いた時、動乱の幕末を駆けた男たちは何を思うのだろうか?
何を目指すのだろうか?
「私は選べない...あなたを」
現代から幕末に舞い降りた女子高生・露桐香。
「初めてなんです。こんなに誰かを愛しいと思ったのは」
新撰組・沖田総司。
「俺を選んで。絶対に君を泣かせたりしないから」
新撰組・藤堂平助。
「私はこれ以上無駄な血は流したくないんだ」
奇兵隊・吉田稔麿。
「あなたの傍にいてもいいですか?」
奇兵隊参謀・入江九一。
「私は誰も失いたくなかったのに!!」
時代の流れに翻弄され、少女は成長してゆく。
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