この物語は「先輩の教え」(C.W.フレンド著 星雲社2007年版)を解説したものである。
かしこい柴犬チャーと
妹ハスキーブレンドのウェンが話を進める
羅針盤(らしんばん)役をはたす物語である。
なかまの動物たちと知恵を出して、
困難に立ち向かう話である。
悲しいことや、
いやなこと、
差別などの問題や、
森が消えたり、
空気や、
水が汚れてゆくことなど、
環境の問題にユーモアと温かさをもって考えてゆく。
すべての生き物は、
次の代に何かを残して生涯を終えてゆく。
生きている、
一秒一秒が命の歴史である。
限りある命の時間を、
おたがいに命をけずりあうことなく、
助け合いながら、
おたがいの夢を実現しようと語っている。