さまよい仔猫のフィロソフィー

作者二年坂キユウ

ある冷たい雨の日。僕は震える仔猫を拾った。愛を知らない、仔猫を拾った。

冷たい雨の中…


青白い肌を露わにして、


一匹の仔猫のように震えていた…


誰からも理解されず、


誰からも愛されず…


歪んだ母に育てられた、歪んだあの子を…


僕は今日拾ってきた。


まるで捨て猫を拾うように…



※この物語はフィクションです

完結してます。