君が俺を友と呼ぶならば

作者黒猫

薄暗い路地裏で、俺は出会った。

俺を拒絶しない人間に




―――守ってあげるよ。




――――絶対に。





「俺はっっ」


『……大切なモンを作れなんて言わねぇ。だがな、人を憂さ晴らしに使うな。』



―――お前は、強い。



――――でも









――――どこか、危うい。





お前は、俺を拒絶しないでくれた。


強制をしないでくれた。


だから。



俺は、



お前みたいになりたいと





思ったんだ。






――――――――君が俺を友と呼ぶならば――――――――





「この命、くれてやる」


これは、恋、なのか?




不器用な男の物語