この道を曲がれば
時間が終わる。
(スキもキライも)
きっと、すごく、単純な事だった。
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「しゃぼん玉」提出作品
お題:金木犀
- 最終更新日
- 2011/10/05
- 作品公開日
- 2011/10/02
- ページ数
- 完結 21ページ
- 文字数
- 7,722文字
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作品コメント
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- 凪野 りり
胸が痛い…… 幼なじみの紗知と一真。 一真には彼女がいて―― 最終的にはハッピーエンドなのかなと思っていましたが…… すれ違う二人に胸が痛かったです。 淡々とした紗知の想いやどこか物悲しく感じる綺麗な文章に、より一層切ない気持ちにさせられました。 金木犀の香りを感じるたびに二人はこの出来事を思い出したりするのかな、と。 まさに花言葉通り『初恋』 素敵な物語ありがとうございました!
- 涼音
切ない 仲のよかった幼なじみだった紗知ちゃんと一真くん。 けれど、一真くんに彼女ができてから紗知ちゃんは距離を置くようになり…。 紗知ちゃんはずっと一真くんのことが好きだったんですね。ただ、気付くのが遅すぎた。 気付いたときには一真くんには彼女がいて、届かない存在になってしまっていた。すごく切ないです。 紗知ちゃんの心理描写がとても上手く、ゆっくりと自分の恋心に気付くまでが素晴らしかったです。 金木犀の香りもいいアクセントになっていて、切なさに深みが増していました。 最後に明かされる一真くんの本当の気持ち。これが本当に切なかった。だって2人は両想いだったのですから。 読み終えたあと、表紙に戻ると胸にグッとくるものがありました。 ハッピーエンドではなく、切ない余韻を残す終わり方もよかったです。 2人の何気ない会話が心地よかったです。どんな形であれ、どうか2人が幸せになってほしいと強く願わずにはいられませんでした。
- 霜月あき
金木犀の香り レビュー失礼します。 紗知は幼馴染の一真の彼女の池田さんがなぜか苦手だ。 スポーツ大会の日、一真と二人で帰ることになった紗知は……。 短編なのに、紗知の気持ちがびしびし伝わってきました。 スローペースで物語が進んでいるのが個人的に好きです。 金木犀の香りが、二人の思い出に深く絡み合っているのが印象的でした。 最後は、ハッピーエンドとは言えませんが、それでも二人の温かな気持ちが伝わってきて胸がじーんとなりました。 素敵な作品をありがとうございました!!