ゆず

アーティスト達の恋愛観
読み始めたら、止まりませんでした!

ギターの音色を銀の針に例えるあたり、その詩的センスに惹かれました。
そして、先端は尖っていないという解説も、また上手いなぁ~と。
そして、ライブだけがもつ男の特約みたいなものも、分かる分かる!って頷いてしまいました。
一度でもライブの臨場感を体験した方なら分かるんじゃないでしょうか?
あの場にしかないもの。
あれは、簡単な文章では表せませんよね。

物作りに携わる人間の恋愛の仕方って通常とは少し違うんじゃないかなって思っていたので、これを読んで凄く納得しました。特に若いアーティスト達の恋とは、まず相手の才能に惚れてなんぼなのだろうなと。

そんな青臭い人間味あふれた感情を、とても爽やかに詩的にまとめられた小説でした。お互いの才能に惚れあう…なんて素敵な関係なのでしょう♪
読んでいてとても共感するとともに爽快で素敵でした♪