~夜僕はカッターを握り締めた~

作者里陽

価値の無い人間は死んでもいい・・・・由梨、守れなくて御免・・・・たった一人の味方だったのに・・・友達なんて言葉はもぅ・・・きっと僕の中には無い

形あるもの消えるのと同じように


人はいつか死ぬ・・・・・・


なら僕はここで終えよう


僕一人が死んでも、誰も悲しまない


僕の存在価値なんて大きくてどこにでも繋がる道路の


小さなタバコのゴミのような存在なんだ


そんな僕は自らダストボックスに喜んでは入ろう


冷たい夜僕は家を飛び出した


カッターをポケットにひそませて



     ロードレースは嫌いだ

つまらなくて辛い世界なら生きていることが地獄だ

             ロードレースは地獄だ



由梨。。。。。守れなくて御免