真実と初恋

作者ナツ

「中(なか)くん・・・私、もう行くんだ」




「大丈夫だって・・・また会えるよ。休みとか遊びにおいでよ。」




「わかった。私もう行くね・・・忘れない」




「泣くなよ。また会えるんだから」




泣きそうになった私の頭に手を乗せて


優しく言ってくれた。



けど、知ってるよ


手を振って離れた時、泣いたのが見えた。






あれから・・・もう3年。