お前はいらない人間なんだ
そう言われ続けていた
私が誰かに必要とされるなんて
夢にも思ってもいなくて
私なんかが死んでも
誰もなんとも思わないと
そう思っていた。
だけど
あの日、君が助けてくれたから
あの日、君に出会えたから
私は始めて他人に必要とされる
喜びを味わう事ができたんだ。
あの日
あの時
あの時間に
あの場所で
君に出会えたことが
私の奇跡なんだ―――・・・