先生だけのシンデレラ

作者すぅ





シンデレラは、ガラスの靴一つで王子様と結ばれた。




お母さんに毎晩読んでもらっていたそのお話が、好きでたまらなかった。




「あなたの王子様も、きっといるのよ。」



読み終わるといつも、そういってくれたお母さん。




王子様を想像する度、ワクワクしていた。




ねえ先生、私を先生の一番にして




私の、王子様になって?




みすぼらしい姿のシンデレラを捜し当てる、そんな運命で結ばれた私の王子様に・・・・