友達なんか上辺で十分。



そんな考えの聖菜(セナ)。

これから先も“親友”なんか出来るわけもない。むしろ要らない。

と思っていたのに…




「う~ん…何て書こう?」


プリクラの落書きに悩む二人。

「あ…」

と何かを思いついた様子の誠(マコト)はペンを動かした。





ウチ等

    ― 頼友 ―




この友達だけは…

失いたくない。