闇仄・やみほのか~不断桜の恋~

作者

…闇に怯え、闇に哀しみ、闇に歎いたあの頃があるからこその今……心の闇に仄かに浮かび上がる、不断桜と紅葉を 胸に仕舞い巡りましょう……貴方と共に…


この世が闇でよかったかもしれない。



今、もし闇でなかったら……貴方の闇を知ることもなく、いつまでも地獄の果てにいただろう………



見たくない光景が拡がり、聞きたくない言葉が胸を貫く。









闇に仄かに何かが点るまでは……



闇に怯え、闇に哀しみ、闇に歎いた。





貴方の闇を知り………


貴方の闇を感じた時………


初めて闇に安堵した。





この苦しみを伴う愛は……


きっと私達だけの形。







心の闇に仄かに浮かび上がる、不断桜と紅葉を 胸に仕舞い巡りましょう………



……どうか、その手を私に……

……お預けくださらぬか?……





(時は戦国。不断桜が咲き誇り、荒んだ男の心を癒す。細い身体で一心に受け止める女の切なく悲しい恋物語……)



※公開レビュー!2010年11月30日!



(^∀^)/

よろしくお願い申し上げます。