- 最終更新日
- 2010/03/01
- 作品公開日
- 2009/12/27
- ページ数
- 完結 93ページ
- 文字数
- 21,986文字
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- 涼音
不器用で切ない想い 誰よりも連ちゃんを想っていて、一緒にいたいと願っているのに、彼女に嫌われるための嘘をつき続ける千春くんの真意が知りたくて一気に読みました。 千春くんは、ずっと一人で悩み、葛藤していたんですね。 それがあまりにもつらく、苦しくて、すごく胸が痛くなりました。 でも、彼女を想うがためについた嘘は、不器用でもどかしい、千春くんの純粋な気持ちだったんですね。 作品全体が暗い空気に包まれていましたが、それが千春くんの心情にとても合っていたし、空の描写も素晴らしかったです。 それがラストシーンで一筋の光が射し込み、連ちゃんの「嘘」で締め括られていたのが本当に素敵でした。
- 紡
柔らかい雰囲気 読み始めてどんどん引き込まれました。 蓮のために嘘をついたけど、それでも好きな千春の葛藤が柔らかい雰囲気であらわされていました。 とても良い作品だと思います!
- 野良
素敵な嘘。 とても素敵な作品でした。 本当に、萌さんの物語大好きです。 作品の中で特に目立つ「嘘」と「曇り 空」。 この二つのキーワードがとてもうまく使 われていました。 主人公の心情と時に連動したように、時 にそれを煽る様に変わる天候がとても魅 力的でした。 最後彼女の嘘で完結する、というのもと てもよかったと思います。 また、彼がずっと友人Aと呼んでいた彼女 を最後に名前で呼ぶ…「好き」といわな い彼女が最後の最後で素直になる…と いったような、細かいところのストー リーにもとても惹かれました。 (ですが、そういえば…あの蓮ちゃんと 一緒にいた男の人はなんだったのでしょ う…?) 長々と失礼致しました。 良いものを読ませていただきました。 これからも応援しています。