地方の新聞社に勤める高木浩介は、毎日変化のない田舎暮らしに飽き飽きしていた。----


そんな中、無人島で8人の少年少女の遺体が発見される。


なだらかな丘の上でみんなで輪になり、暴れた形跡もなく白骨化された状態で見つかった。島でも様々なものが発見されていく。


暮らしていた家―――


自作した船や遊び道具―――


何かと戦っていた痕跡―――


大量のダイナマイト―――


新聞の取材で島を訪れた高木は謎の死を遂げた彼らに興味を持ち始め単独捜査を開始する。そんな中、彼らの内の一人がつけていた日記を偶然発見し、"事"の真相がひも解かれ、真実へと近づいていく。


彼らは最後の日、何をしてすごしたのだろうか?



くるしいまでの青春を描いた、ジャンルレス小説。