ねっ、センパイ?

作者カチル




「こんのクソガキがぁぁっ!!」



今年から晴れての最高学年。

正直目ざわりだった先輩たちもいなくなって、高校生活最後の年をエンジョイしようと思っていたあたしの目の前に現われたのは―――、




「好きですよ、センパイ?」




ニヒルに笑う、童顔のクソ生意気な後輩でした。






――相原すぐり、18歳。

後輩には要注意、ってあたしが学んだ、一番タメになる教訓だと思うよ。