飛鳥時代、崇峻天皇暗殺の一日を複数の関係者の視点から描いた小品。

【現在の倉梯岡陵】




殯(もがり)――古代日本で貴人を葬る際に行われた儀式で、死者の復活を祈ってないしは死の確認のために遺体を安置すること。


しかし、古代では極めて異例なことにその殯が全く行われずに死後即日葬られた天皇がいる。


それは歴代天皇で唯一臣下の手によって殺されたことが史書に明記されている、崇峻(すしゅん)である。


その死の背景を複数の関係者らの独白を通じて描いた小品です。


直前の時代を書いた流星様の「月虹~闇の住人」上下と併せて読むことをお奨めします。