怒ると大蛇に変身してしまう女の、恐怖の運命の物語。
OL・裏本安貴子は激怒すると、大蛇に変化(へんげ)するという特異な能力を持っていた。
それというのも、安貴子の父が蛇皮を剥ぐ職人だったため、何千匹からなる蛇の怨念が、彼女をそうさせているのだ。
悩んだ安貴子は自殺しようとするが、飛び降りる寸前で、ある青年に説得されてやめてしまう。
その青年は悪い女にだまされ、数百万の借金をしていた。
青年と一緒に暮らす様になった安貴子は、金を取りたてる借金取りの暴力団を大蛇に変身して食い殺していく…。