叔父の死をきっかけに再会した三人の従兄。二度とない、永遠の夏が、今はじまる……
夏休み。久しぶりに従兄のもとを訪れた紬。そこでは仲のよかった黒斗と紋太の姿があった。幼い頃、夢を語りそして紋太へ淡い恋心を抱いていた紬。止まっていた時間がゆっくりと動き出し、やがて最初で最後の、最高の夏が三人に訪れる。