真っ直ぐに信じる事が幸せだった時がある。手に入れられるものには興味がなくて、全てを失くしてしまっても構わないと思っていた時だ。
何故、そこまで信じていたのか、自分でもわからないけれど、ただ単純に、「いつか」という時間を夢見ていた様な気がする。
決して幸せでなくて、決して不幸せでない時間は、色褪せた思い出にしかならないのかもしれない。