namata

メタは音痴にゃ歌えない
抜群のリズム感とセンスでお経のように長い文章をスラスラ読ませるがごとく饒舌に語る。話す。この独りよがり芸ともいえる表現方法は、少し踏みはずとと大ケガをする。危さというのは魅力でもあるわけで、危険なカオリとかよくいうけどあれってマッチを擦った臭いかな?科学的なのか原始的なのか意見は分かれるところなんだろうけどさ、とにかく、「なんとかのなかの人々」を読んでまねしたくなったか? 正直そこまでには達してないように感じました。読ませるメタ聴かせるメタであることは間違いないが、読み手を選んでしまうにしてはバランスよく読みやすかったりと不思議ではある。てか、知恵比べというよりもメタ芸というのはその作者の病気みたいなものにどこまでついていけるかという、一種の信頼関係や愛みたいなものが必要なのかもしれない。という意味では、この量じゃものたりないわけです。