メビウスの輪

作者大熊猫人

決して叶わない片想いに身を焦がす6人は次第に病んでいく。苦しみのメビウスの輪を何とか断ち切って脱け出そうとするが…。注《多少暴力的な表現があります》

6人それぞれが叶わない一方的な片想いに身を焦がしていた。

長兄・北斗は末弟・流人に執着し、彼の幸せを握り潰して行く。

流人は北斗の妻・想子を想い、その流人を一途に想う従妹の幸と幸を想う次兄・水都。

メビウスの輪の様な苦しみを断ち切れずに皆、病んでいた。

流人は水都を捜しに行ったイスタンブールで高美と出逢い心惹かれるが…。

《多少、暴力的な表現があります》