「くだらないわ。」


彼女が投げ捨てたのは流行のコミックス。


「馬鹿じゃないの。」


破いた写真をゴミ箱に捨てた。


彼女は仮面少女。

仮面をかぶった嘘の塊。


「人間なんて馬鹿みたい。少しいい顔をすればいい人だと思われるのね。」


彼女は仮面少女。

何にも囚われることの無い自由の女―・・・。