吸血鬼の血を引く少女、香夜。治せない病気の少年、奈津。2人はただ生きるために、『生命の口付け』を交わす。その行為には、『想い』も、『愛』も無かった。


吸血鬼の血を引き、他人の体液を摂取

しなければ生きられない少女、香夜。


治せない病に侵され、他人に体液を

渡さなければ生きられない少年、奈津。


二人は生きるために『協力』し、

お互いを『居場所』とし、

信頼していた。


お互い傍に居ることを

『ただ生きるため』だと

思い続けて。