前世で親や周りの人に恵まれない女性が唯一心を許し「何があっても一生一緒」と思っていたのは愛犬ワン太だった。
しかし、ワン太とともに不慮の事故あう。
「生まれ変わっても一緒にいようね」そう約束し、気づいたときにはノエルは男爵家の長女ととして生まれ変わっていた。
義理の母と妹にいじめられており、婚約相手が決まっている。
格上の公爵家と喜ぶ父、「偏屈で人嫌いじゃなかったら良かったのにね」とあざ笑う義理の母と妹。
興味のない人との結婚だったが、ワン太がいない世の中ならどうでもいいと思っていたノエル。
しかし、結婚相手のモーリスのところにワン太がいたのだった。
ノエルはワン太とさえ暮らせればいいのだが、モーリスも愛犬家でワン太を譲る気はないという。
ワン太と暮らすためには、モーリスとも一緒に暮らさなければならい。
しかも、1年間でノエルとモーリスの関係が変わらなければ婚約は解消されるという。
偏屈で人嫌い、ノエルにも心を開かないモーリス。ノエルもモーリスには興味ないが、ワン太とは暮らしたい。
ワン太と暮らすため、ノエルは行動する。そしてそれが周りの人たちも良い感じに変えていくのであった。
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