誰も好きになれない。誰からも好かれない。
まもなく大学への入学を控える女子高生"影澤 明依"は、血のつながらない男性3人と1つ屋根の下で生活をしている。数年前、誰の言葉か覚えていないが泣いている自分へかけられた「守ってやる」という言葉を想起しては、ここが帰る場所であると信じ生きてきた。しかし、彼女は成長するにつれ家の扉を開けるのが日に日に重く感じられるようになる。
明依の保護者は母親の知り合いである"園崎陽太。陽太は1人の友人をよく家につれてきた。彼とはやがて恋仲となり、流れるようにこの家に住まわせた。中学時代のクラスメイトも、勉強を教えてもらう代わりに家事手伝いをする名目で居座るようになった。住人が増えるたび、なぜか会話ができなくなる。
3人との生活に息苦しさを感じるも友人が少ない明依は、帰宅後は部屋の中に逃げ込んでいた。部屋で思い起こされるのは彼らとまだ普通に話せていた頃の記憶だった。気分が重くなるこの家から早く出たい一心で、ある日の夕食で3人に大学進学を期に「一人暮らしをしたい」と申し出る。しかし、保護者である陽太はこの家を出ることを許さなかった。
進学後、明依は高校の同級生だった"龍斗"に映像系のサークルへの勧誘を持ちかけられる。
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